
2024年8月、台湾から、日本の林業・木材産業を学びにお客様が来られています。
岡山県、鳥取県、兵庫県で主に素材生産を中心とする企業様の会社や現場に伺い、取組等を教えていただきました。
その視察ツアーの様子を数回に分けてレポートいたします!
・1日目「鳥取県日南町の『循環型林業』 ~台湾のお客様と林業視察!~」
・2日目「『木を使って山を守る』 in 真庭 ~台湾のお客様と林業視察!~」
・3、4日目「安全第一! 『走行集材機械の運転業務に係る特別教育』 ~台湾のお客様と林業視察!~」
・5日目「高性能林業機械で効率アップ! ~台湾のお客様と林業視察!~」
・6日目「台湾のお客様熱望!スイングヤーダと苗木生産見学 ~台湾のお客様と林業視察!~ 」
目次
大規模で先進的!意欲溢れる新見で視察!
有限会社杉産業
7日目は岡山県新見市へ!
まずは杉産業様に伺いました。
「山を財産に変える」ことを目指して、機械やデジタルを積極的に導入されています。
中でもWaratah製のハーベスタ(HTH460)は画期的。
日本の素材生産現場ではプロセッサで充分なのですが、このハーベスタの枝打ち性能とソフトウェアの優秀さに惹かれ、8年前に導入されたそうです。

材の長さを計測しながら玉切りできることはもちろんですが、このハーベスタはその精度が高く、設定も細かくできるそうです。
また更に特徴的なのが「Value Bucking」システム。
市場データを読み込ませると、一本一本の木が最大の価値を生み出せるように、材の長さを計算し、造材してくれるシステムです。

他にもイワフジ工業のGP45Vも保有されています。
HTH460(Waratah)は枝が強く細い木向け、GP45V(イワフジ工業)は大径のスギ向けという使い分けをしているそうです。

杉産業様では強い想いから生まれる、先進的な取組を教えていただきました!



株式会社戸川木材
続いて、同じく新見市の株式会社戸川木材様に伺いました。
戸川木材様は岡山県で一番の素材生産量を誇ります。
タワーヤーダやドローンなど、あらゆる技術をいち早く取り入れ、女性のオペレーターさんも活躍する、エネルギー溢れる会社です。
機械化を始めたのも1988年とのこと。
最初は揺動式グラップルソーだったそうです。

戸川木材様ではチップ生産も行っており、破砕機も複数自社で保有。
チップヤードも見学させていただきました。
チップは9割がバイオマス発電用に、残りは温泉のボイラー用などに使われるそうです。
破砕機の操作やグラップルを使っての材の投入はほぼ1人で女性の従業員の方がされていました。

タワーヤーダも所有されており、皆さん興味津々でした。
素材生産現場では1班3名で、伐倒、造材、搬出をそれぞれ担当されていました。



7日目はここまで!
大規模に使命感を持って経営されている会社様から直接お話を頂けた印象深い1日でした。
ご協力くださった皆様、ありがとうございました!



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