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【日常メンテ】林業機械メンテナンスのプロが教える現場でできる整備の基本

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【日常メンテ】林業機械メンテナンスのプロが教える現場でできる整備の基本

林業機械整備研修に講師として参加しました

先日、鳥取県「智頭ノ森ノ学ビ舎 林業塾」主催の林業機械整備研修に講師として参加しました。

今回の研修では、以下の2機種を題材に現場でできる日常メンテナンスを学んでいただきました。

  • ミニ油圧ショベル(ヤンマー Vio35-6)
  • 林内作業車(筑水キャニコム BY1202)

なぜ機械メンテナンスが重要なのか?

日常メンテナンスをすることで下記のようなメリットがあります。

  • 異常の早期発見で故障を防止
  • 安全性向上
  • 機械の寿命を延ばし、ランニングコストを抑える

故障による現場停止や、事故発生による損失は計り知れません。

つまり、修理代や修理中のレンタル代、買い替えコストなどの直接的なコスト以上に、総合的なコストを抑えることに繋がるのです。



【チェックリスト】重機メンテナンスの必須ポイント

研修でお伝えした「確認箇所」「チェックのポイント」をまとめます。
※ミニ油圧ショベル・林内作業車ともに基本は同じです。

1. エンジンオイル残量

不足するとエンジン焼き付きの原因に。
最悪の場合、エンジン載せ替えという高額修理が必要になるので、確実に確認してください。

2. 燃料タンクの水分

タンク・エレメントの水抜きで燃料トラブル防止。習慣化が重要です。

3. ラジエター水確認

サブタンクの水量を確認してください。
※ラジエターキャップを開けて確認する際は必ず機械が冷えている状態で行ってください。熱い状態で開けると噴出して火傷の危険があります。

4. 作動油タンク

重機を確認姿勢にして作動油量をチェックしましょう。

5. ラジエター清掃

オーバーヒート防止のため定期清掃が必要です。

6. オイルクーラー掃除

作動油の冷却をする場所です。
性能維持のために定期的な掃除が必要です。

7. ファンベルト張り具合

たわみ・摩耗を確認してください。

8. バッテリー

液量を確認し、周りを清掃してください。

9. ローラー(足回り)

ガタつきがないか、テストハンマー・バールで確認します。

10. アーム・ブーム亀裂

亀裂を早期発見できれば大きな事故や修理を防止することができます。
現場も止まらず、修理費の削減にも繋がりますのでよく確認してください。

11. ツース交換

ピンとラバーは同時交換がベスト。どちらも消耗品です。
どちらかが劣化していればもう片方も要交換。


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