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【選び方】フォワーダ選定ガイド決定版!(2025年8月)

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【選び方】フォワーダ選定ガイド決定版!(2025年8月)

はじめに

林業現場で効率良く木材を搬出するために欠かせない機械が「フォワーダ」です。

しかし、導入には高額な投資が必要で、新車価格はおよそ1,200万円から3,100万円と幅広く、現場や用途によって最適な機種選びが重要となります。

今回は、フォワーダ選びの際に押さえておきたい情報比較ポイント主要メーカーの特徴まで、重機販売店目線でわかりやすく解説します。

フォワーダ選びにまず必要な4項目

フォワーダを選ぶときに、まず決めるポイントが4つあります。


サイズ(最大積載量)キャビンの有無積込機能の有無操作レバーの種類です。

1.サイズ(最大積載量)

現場の規模作業道の幅によって、使う重機が変わります。

フォワーダの積載量を決めるには、どのクラスの油圧ショベルで作業しているかを確認することが近道です。
保有機械や受けている現場に合ったサイズのフォワーダを選ぶことが大切だからです。

積載量は現場ごとの作業効率や安全性に直結するため、事前の確認は必須です。



2.運転席のタイプ(キャビン式/キャノピ式)

運転席の仕様は主に「キャビン式(キャブ式)」「キャノピ式」に分かれます。

キャブ式はガラス窓やドアがあり完全密閉で、エアコン装備が可能です。

快適かつ安全性が高いことがメリットですが、その分価格や車体重量も増加します。


一方、キャノピ式はオープンなので、価格や車体重量を抑えられ乗り降りのしやすさ視認性に優れています。
ただし、天候や粉塵の影響を受けやすいので注意が必要です。



3.積込機能の有無

フォワーダに木材を積み込む際は、グラップル付き油圧ショベルとセットで行うことが一般的です。
つまり機械が2台必要です。

しかし、グラップル付きフォワーダならフォワーダ1台で積込が可能になります。

これにより機械を減らすことができ、コスト削減に繋がります。


ただし、グラップル付きのフォワーダにすると車体重量が増え、その結果最大積載量が減る可能性があります。

用途に応じた選定が重要です。


4.操作方法(操作レバーの種類)

メーカーごとに操作レバーや操作方法は異なります。
自分に合った操作性の機械を選ぶことで、安全かつ効率的な作業が可能になります。

レバーには1本2本グリップレバータイプなどがあり、現場の作業スタイルオペレーターの経験に合わせて選択しましょう。



機種選定の3ステップ

どのようなフォワーダが必要かが分かったら、いよいよ製品(機種)の選定です。

選定に役立つ、3つのステップをご紹介します。



ステップ1.メーカーを選ぶ

メーカーごとにサイズラインナップが異なります。
まずは、必要なクラスのフォワーダを取り扱っているメーカーを選びましょう。

現場規模や搬出物量を基準に、最適な最大積載量、サイズを見極めることがポイントです。

適切なサイズのフォワーダを使うことは、安全や生産性にも繋がります。

ステップ2.仕様・オプションを選ぶ

次に、必要な仕様やオプションが何か選んだメーカーにそのオプションがあるかを確認します。

キャブ式、キャノピ式、グラップル付き、ウインチ付き、専用アオリ、バイオマス対応型、アームロール式、ラジコン操作など、多彩な仕様やオプションがあります。

用途や現場の特徴に合ったオプションを選ぶことで、作業効率や安全性が向上します。

どのようなオプションがあるのか、欲しいメーカーが必要なオプションを設定しているか、など、分からないことは近くの販売店に問い合わせることもオススメです。

現場の状況や施工方法、用途をヒアリングして、必要なオプションを選定してくれたり、低コストな方法を提案してくれたりするかもしれません。

ステップ3.メンテナンス・補償について確認する

フォワーダは過酷な現場で使用されるため、故障や事故はつきものです。

そのため、フォワーダを買う際には、価格や性能だけでなくメンテナンス体制も大切なチェックポイントです。

部品供給修理対応補償内容は購入前に必ず確認しておきましょう。


メーカーや販売店によって対応には差があるため、導入の実績や事例をしっかり確認し、購入後のトラブルをなるべく避けるようにしましょう。



林業機械.comで紹介しているフォワーダ関連情報はこちら↓

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主要メーカーと特徴

日本で使われているフォワーダの主なメーカーをご紹介いたします。



諸岡(Morooka)

クラスラインナップ:最大積載量4.0 t~7.0 t

バイオマス仕様、ラジコンオプションなどを提供。
強靭なゴムクローラーが特徴のメーカーです。


イワフジ工業(IWAFUJI)

クラスラインナップ:最大積載量3.5 t~7.2 t

サイズラインナップの豊富さが特徴。

加藤工業所(KATO)

クラスラインナップ:最大積載量5.0 t、7.2 t

ジョイスティックレバー標準搭載。

まとめ

林業現場で活躍するフォワーダ選びには、サイズや仕様、操作性、メンテナンス体制など多くの要素が絡みます。

高価な機械だからこそ、妥協なしの最適な一台を選びましょう。


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