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【納入事例】操作性・教育効率で選ぶならこれ!イワフジ工業プロセッサ「GP45V」×日立建機「ZX135US-6」納入レポート

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イワフジ工業プロセッサ「GP45V」×日立建機「ZX135US-6」(林業機械.com)

作業班の拡大とオペレータの育成

先日、日立建機ハーベスタ仕様機「ZX135US-6」に、イワフジ工業プロセッサ「GP45V」を搭載した林業機械を納入いたしました。

元々高性能な海外製ハーベスタを使用されていたお客様が、なぜあえてシンプルな国内製プロセッサを選ばれたのか?

アタッチメントを選ぶときの考え方と、機械の仕様詳細をレポートします。


導入の背景:作業班の拡大とオペレータの育成

今回導入いただいたお客様は元々、KETO(フィンランド)の「150KARATE P」を保有されていました。

導入のきっかけは、事業拡大に伴う作業班の増員です。
新しい班を編成するにあたり、オペレータの数も増えるため、新たな造材機の導入をご検討されていました。


なぜ「KETO150」ではなく「GP45V」を選んだのか?

高性能な海外製ヘッドを知るお客様が、今回イワフジ工業の「GP45V」を選定された理由は、「操作のシンプルさ」「誰でも扱える汎用性」です。

KETO150

非常に高性能だが、操作や設定に熟練が必要。

GP45V

構造がシンプルで、経験の浅いオペレータでも早期に戦力化が可能。

これから新しいオペレータが乗ることを想定し、国内製のため取扱説明書やモニター表示が日本語でわかりやすく、故障リスクも低いという点が決め手となりました。
(ご注文時、昨今の情勢により納期が大変長くなってしまい申し訳ございませんでした。無事に納車でき安堵しております!)


納入機械の仕様詳細

今回セットアップした機械の構成をご紹介します。メンテナンス性と実用性を兼ね備えた仕様になっています。

1. ベースマシン:日立建機 ZX135US-6(ハーベスタパッケージ)

配管の最適化

ハーベスタやプロセッサの取付を前提に油圧配管が設計されているため、後付け改造に比べて早く安価なのが特徴です。 

安全・安定装備

キャビン前のガード天井ガード増量ウェイトが標準装備されています。

2. アタッチメント:イワフジ工業 GP45V

国内林業現場で長く愛されるベストセラー機です。

シンプルな構造

スタッドローラーや旋回構造をシンプル化したことで、耐久性が向上。
修理コストの抑制にもつながります。

教育コストの削減

日本語モニターと日本語マニュアル完備。
新人オペレータでも直感的に操作でき、習熟のスピードアップが期待できます。

送材力の向上

以前の「チェーン付きゴムタイヤ」から、現在は「鉄製スパイク(スタッドローラ)」に。
グリップ力が向上し、チェーン調整の手間がなくなることでメンテナンス間隔も伸びました。


3. 地引ウィンチ:松本システムエンジニアリング MSE-HW58ACB-R

集材補助に欠かせないウィンチには、松本システムエンジニアリング製を採用しました。

高トルク仕様

5.8t引きのパワーで、大径木や難所での集材をサポートします。

繊維ロープ対応

扱いやすく軽量な繊維ロープに対応しており、作業者の負担を軽減。

ラジコン操作

キャビン外から最大100m離れても操作可能なラジコンモデル。
ワンオペ(一人作業)時の荷掛け作業などで、毎回キャビンに戻る必要がなく生産性が向上します。

現場に合わせた「実用的なカスタマイズ」

現場での使い勝手を向上させるカスタマイズも行いました。

本体サイドガード取付

集材時や積込時に材がぶつかる衝撃から、車体カバーやカバー内のコントロールバルブなどを守ります。

ブレード隙間の収納ボックス化

ブレード(排土板)内側のデッドスペースを活用し、工具入れを作成。
グリスガンやチェーンソーなどをすぐに取り出せます。



まとめ

今回の納入は、「高性能=最良」ではなく、「誰が使うか、どう使うか」に合わせた機械選定の重要性を改めて感じる事例でした。

  • ベテランが生産性を追求するなら海外製ハーベスタ

  • 多人数で共有し、新人教育も兼ねるなら国内製プロセッサ

このように目的に応じて最適な機械は変わります。
林業機械.comでは、お客様の経営方針や現場環境に合わせた最適な一台をご提案し、実用的なカスタマイズを通じて生産性と安全性の向上をサポートいたします。

機械の選定でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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【Q&A】今回の納入機械に関するよくある質問

Q. 海外製ハーベスタと国産プロセッサ、どちらを選ぶべきですか?

A. 「生産スピード」か「管理のしやすさ」で選びます。
海外製は圧倒的な生産性を誇りますが、熟練度が必要です。高性能が故にトラブルも多く、部品供給も時間がかかります。
一方、今回のGP45Vのような国産機は、構造がシンプルで故障が少なく、部品供給も早いため、複数人での使用や新人教育を含む場合は国産機がおすすめです。

Q. 以前のタイヤチェーン式と、今回の鉄製スパイク(スタッドローラ)は何が違いますか?

A. グリップ力が向上しています。鉄製スパイクならチェーン調整の手間がなくなり、メンテナンス頻度も大幅に減ります。また、材への食いつきが強いため、滑りやすい木でも確実に送材でき、造材力が上がりました。

Q. メーカー純正の「ハーベスタパッケージ」を選ぶメリットは何ですか?

A. 後付けで配管やガード等を組むより、早く安価に済ませられます。 ハーベスタやプロセッサを付けるための配管があらかじめ最適化されている上、キャビン前、天井ガードや増量ウェイトも標準装備されています。

Q. 地引ウィンチの「ラジコン機能」は必要ですか?

A. ワンオペ(一人作業)があるならオススメです。荷掛けした場所から直接ウィンチを操作できるため、いちいちキャビンに戻る必要がありません。乗り降りの回数が減り、作業時間と体力の消耗を抑えられます。

Q. カタログに載っていない独自のカスタマイズも頼めますか?

A. はい、お任せください。
今回の「収納ボックス作成」や「ガード製作」のように、現場の実情に合わせた溶接・加工も得意としています。お気軽にご相談ください。


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