
【納入事例】林業に「解体仕様機」を選ぶ理由。日立建機 ZX75USK-7 × KETO 100KARATE の特注セッティング
先日、フォレストフジモト様へ日立建機「ZX75USK-7」をベースにした林業機を納入いたしました。
解体仕様機に海外製林業アタッチメントを適合させるため、カスタマイズを自社工場で実施しました。
一見すると異色なこの組み合わせですが、現場の課題を解決するための明確な意図があります。
本記事では、セッティングの背景と詳細な施工内容について解説します。
1. なぜ林業用アタッチメントのベースに「解体仕様機」なのか?
ベースマシンには、0.25クラスの油圧ショベル「ZX75USK-7(解体仕様機)」を選定しました。
5型から7型へのモデルチェンジにより、居住性、メンテナンス性、安全性が向上しています。
林業仕様機ではなく、あえて解体仕様機を採用した最大の理由は「作業半径の違い」です。
解体仕様機は、標準機や林業仕様機とブームおよびアームの長さが異なり、作業半径が約80cm長くなります。
このリーチの延長により、定位置からアプローチできる範囲が拡大し、車両の移動回数を削減できます。
また、解体機特有の各部補強や強固なガード類、ウエイト設定も、林内のハードな作業環境において有効に機能します。

2. 長いリーチの先に取り付ける「KETO 100KARATE」の造材能力
その延長されたリーチの先端には、フィンランドのKETO社(Kone-Ketonen Oy)の高性能ハーベスタ「100KARATE」を取り付けました。

本機の特徴は、優れた造材能力と標準搭載されているアキュームレータ(蓄圧機)です。
アキュームレータによって油圧を一時的に蓄えることで、0.25クラスのベースマシンであっても瞬間的に高い出力を発揮し、太径木の処理もスムーズに行えます。
解体仕様機の長いリーチに、このセカンドアーム付きハーベスタが加わることで、伐倒から造材までの作業範囲が広がり、現場の効率化に直結します。

3. 性能を100%引き出す。自社工場での適合カスタマイズ
しかし、仕様の異なるベースマシンと海外製アタッチメントは、ただ取り付けるだけでは正常に動作しません。
稼働を最適化し、安全性を確保するため、以下のカスタマイズを自社工場にて実施しました。
- アタッチメント配管の改造:ハーベスタを正常に機能させるため、解体仕様機の油圧配管ラインを林業アタッチメント用に組み替えています。
- アキュームレータ専用架台の製作:KETOの出力制御の要となるアキュームレータを安全に配置するため、ベース本体の背面(ウエイト上部)に専用の架台を設計・製作し、ボルトオンで固定しました。
- 右前方サイドガードの製作:林内旋回時における機体右側(死角になりやすい箇所)の保護を目的とし、右前方にサイドガードを採寸から行い、ワンオフで製作・取り付けしています。


ベース機やアタッチメントの選定、取付、専用パーツの製作など、機械の仕様最適化に関する課題がありましたら、当社までご相談ください。
現場の運用要件に合わせた機械作りをサポートいたします。
フォレストフジモト様、この度はご導入いただき、誠にありがとうございました!
現場での安全なご稼働をお祈り申し上げます。
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