
【 イベントレポート】「再造林を考える(講演会編「岡山県の現状と課題」)(2025年2月)
2025年2月、富士フォレストサポート第20回講習会・交流会を行いました。富士フォレストサポート講習会の第20回を記念して、伐採搬出・再造林ガイドライン全国連絡会議とコラボ!
伐採搬出・再造林ガイドライン全国連絡会議との共催で、伐採搬出・再造林ガイドライン全国連絡会議のミニサミットも兼ねて開催いたしました。
「再造林を考える」と題した講習会には、中国地方、近畿地方を中心に148名の方にご来場いただきました。
素材生産者の方に多くお集まりいただき、「伐りっぱなし」への危機感と「持続可能で責任のある林業」への関心の高まりを感じました。
大雪の中での開催でしたが、かえって記憶に残る講習会となったのではないでしょうか。
今回は「岡山県の現状と課題」と題した岡山県農林水産部林政課 統括参事によるご講演の様子をお伝えいたします。

「岡山県の現状と課題」(岡山県農林水産部林政課 総括参事)
まずは、開催場所である岡山県の現状と課題について、岡山県農林水産部林政課 総括参事よりご講演いただきました。
樹級構成の高齢級への偏り、造林事業に係る就労者の減少、原木価格の長期的な低下といった課題を踏まえ、「おかやま森林・林業ビジョン」について説明がありました。
ビジョンでは、①持続的な森林経営と木材利用の推進、②森林とのふれあいを通じた心の豊かさとゆとりの確保、③自然環境の保全を通じた公益的機能の確保を3つの視点と掲げています。
今回はその中でも「①持続的な森林経営と木材利用の推進」より「確実な再造林の推進」に焦点を当て、お話いただきました。

岡山県は、森林管理のしやすさによって、森林のあるべき姿を定めています。
管理しやすい、傾斜の比較的小さいエリアでは、民間による収益性重視の長期管理を行い、管理に適さない急傾斜地などは市町村主導で管理コストの低い針広混交林や天然林等にうながしていく、また頂上近いエリアは天然更新に委ねる、という姿が岡山県の目指している森林像です。
そのために、確実な再造林を検討実行する体制づくりと、森林クラウドの活用に取り組まれています。
森林クラウドは森林のエリアごとに収益性を把握できる他、現地調査を簡便化することで所有者への意向調査の精度も上がると考えられています。
ご来場いただいた民間素材生産業者より「森林クラウドデータを活用したい」というご要望もあり、岡山県が県として目指す道を共有する、有意義な時間となりました。

2つ目の講演とパネルディスカッションの様子はこちら↓
【イベントレポート】「再造林を考える」(講演会編「『伐採搬出・再造林ガイドライン』及び『責任ある素材生産事業体認証制度(CRL認証)』の全国の事例紹介」)(2025年2月)
【イベントレポート】「再造林を考える」(パネルディスカッション編)(2025年2月)
お問合せは0868-24-3211かお問合せフォームからお待ちしております。

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